ヤフコメ追い出されたんで

徒然なるままに

遠い遠い昔(パワハラ実話)

某製造会社で業務の社員募集があって転職した。

 

この会社は家族経営だったのだが数ヵ月たった頃社長室に呼ばれて

「どうしても営業が足りない。しばらくの間でいいからやってもらえないか?」と頼まれた。別の機会に話すが営業だけはやりたくなかったので固辞したが、それでもお願いしますという。妻にも反対されたが短い間で手当てもつけるからという条件を必ず守るという約束で引き受けた。

 

しかし1ヶ月後にいきなりこの会社は倒産しそうになって、親会社ができた。

そしてそこからチンピラみたいな新社長が出向してきた。

 

そのときの営業部は私を含め3人。うち一人は元社長の息子だった。

そしてそのチンピラ社長に「てめえらが売らないから俺はこんな田舎まで来させられて迷惑なんだよ!」とかいきなり怒鳴りつけられた。まったく意味わからない。

 

入って数ヶ月の自分に、ましてや頼まれていやいや営業にさせられて1ヶ月しかたってない自分に何の責任がある?

元社長に業務に戻してもらうように話したがすでに人事権を失い約束は反故にされた…。

それなら社長交代前に戻せよ!

 

 

それから2年ぐらい仕方なく営業やった。

次長職まではなった。しかし朝は6時半から帰りは午前様。身も心もボロボロになった。

もちろん一番ひどかったのはチンピラ社長のパワハラ

座っている椅子を蹴っ飛ばしてきたり、毎朝毎朝の朝礼で暴言の嵐。

結局心身ボロボロになって家庭もうまくいかず離婚することに。

 

ある時元社長の息子に話したことがある。「潰れて親会社ができる前に、もっと早くなんとかならなかったんですかね?」

そしたら驚くべき返答がきた。

「あなたを社員として雇ったときにはもうダメだった。」と

そんな無責任な話があるか?人の人生をなんだと思ってる?ダメなら社員募集なんかするなよ!

 

そしてチンピラ社長が来てから多くの従業員が叱責に耐えられず辞めていった。何十人も辞めた。親会社はこの会社を救いにきたのではな元社長の一族を救いに来ただけだった。

 

 

ある時うちの会社が製造ミスをおかして、流通前の倉庫でそれが発覚した。

取引先の営業の兄ちゃんが顛末書を書けという。この兄ちゃんもバカだがチンピラ社長もバカで顛末書という言葉の意味さえ知らない。そうそうバカと言えばチンピラ社長は引っ越し祝いと引っ越し内祝いの違いも知らずに恥をかくところを救ってやった。

 

 

それで、バカ社長に「取引先の営業から顛末書を書くように言われている」という旨を伝えると

「流通してねえんだから、そんなもん書かなくていいだろうが!」と怒る。

 

「顛末書というのは謝罪じゃなくてなぜこういうことが起こったか事の顛末をしるせばいいのだから」と言っても聞く耳持たない。

 

先方の営業との板挟みになって困ったわたしはとりあえず社名など書かずに内容だけ書いたものを「とにかく読んで欲しい」と社長室に持っていったが、その場で放り投げられた。よくドラマのワンシーンにあるような感じだ。

 

仕方なく取引先の兄ちゃんには「社長からOKがでないので、内容だけ先に確認してくれ」と伝えて文章だけみせた。

その後バカ社長とバカ兄ちゃんが直接やりとりしたのだがやはり社長は顛末書を書くのは嫌だとごねる。

 

そしたらバカ兄ちゃんなんと「もう始末書を○○さん(俺)からもらってます!」とか言いやがった。それで自分は社長命令に背いたとかで降格にされた。

 

 

最終的にこれが引き金かな?

家庭もなくしたし復讐することに決めた。

 

まず、バカ兄ちゃんの会社の社長には事情を伝えた。そしたらその兄ちゃんはすぐに役職解かれていた。ざまみろ。

あとこいつも「顛末書に謝罪の言葉が入ってない」とかのたまっていたらしい。

お前らはバカか?始末書と顛末書の違いも知らんのか?という感じ

 

 

 そして次にバカ社長の出向元の懇意にしていた会社の役員と話をした。パワハラの数々、そしてバカ社長の不正行為、商品の原材料の嘘の隠蔽行為があることなどを伝え、「これ耐えきれないので裁判をするつもりだ」と文章をもって伝えた。すると

「それは大変だったね、自分が別の会社に出向して社長になるからそっちにこないか?」と懐柔策に出てきた。

 

その人は信頼していたので考えさせてくれと伝えたのだが、それから2週間ぐらいして

その人に元社長の息子とともに呼び出された。

 

するとどうも雲行きがおかしい。

「あなたの文章を警察に持っていった。これは恐喝だと言われた。訴えられたくなければ自主退社しろ!」と

180度手のひら返しだった。

「自分の出向先にこいといった話しは?」と聞くと「そんなこと言ってない」という。

愕然とした。

 

結論は保留にしてその帰り道、元社長の息子と話した。彼は言った。「もし○○さん(私)が裁判するなら自分もあの社長には耐えきれないし、うちの親が頼んできてもらったけど、自分も辞めてもいいから協力する」と。

 

「それは、無理でしょ?だから裁判するとき来なくていいよ。親を裏切ることになるでしょ?」

 

「いや、俺は本当のことをいうと約束するから!」

 

そしてわたしは退職を保留して、会社を休みその間に裁判の準備をした。弁護士には「裁判でなく、労働審判にしたほうがよい」と言われたのでそれに従った。

 

「元社長の息子が協力すると言ってくれてる」と弁護士に話したが「それは無理でしょう」と言われた。

その仲が良く、しょっちゅう飲みに行く仲だったのでまさか裏切られるとは思っていなかった。

 

しかし弁護士のいった通りだった。彼もまた労働審判の場で嘘をつき続けた。パワハラなんかないと。さらに調べると親会社の役員が「警察が「脅迫になる」といった」というのも嘘だった。こ役員は突っ込まれるのをおそれてか数度の審判に一度も出てこなかった。

 

どいつもこいつも嘘つきだった。人間ってこんなもんなんだと変に達観した。

 

自分はこの会社のお陰で家庭を失い精神的にもボロボロになりそれは怒りとなった。だから拳を振り上げた。ここまでくるまえにだれか一人でも謝ってくれれば拳を下ろそうと思っていたのにひとりもそうしなかった。

 

本格的に動く前に別の取引先の社長との飲みにいって話をした。この会社はバカ社長が取引を切ろうとしていた。

「取引がなくなると会社が傾くから助けてくれ」とお願いされた。

だから自分が散々バカ社長を説得して取引継続していた会社だ。自分がいなければあるいはこの会社も潰れていたかもしれない。

この人にもし「裁判とかやめてほしい」と頼まれたらそれでもいいかなと思っていたが、彼もこのあと何度電話しても電話に出ることはなかった。

それどころか会社に電話して私からの接触に迷惑してるとまで伝えたらしい。恩を仇で返されたわ。

 

 

 

結局全員敵だった。

このままだったら負けるはずだったんだけど、唯一保険をかけていたことがある。

それは親会社の役員に呼び出されて退社を強要されたときの会話をすべて録音していたことだ。

 

それがなかったら何も証明できず100%負けていただろう。証拠をつきつけると、

結局先方が折れて和解することになった。

 

実質的な勝利だった。

 

しかしめちゃくちゃ疲れた。こういうのは勝っても負けてもやるもんじゃない。

 

自分は勿論この会社を去ったが、しばらくすると会社のHPの社長の名前が変わっていた。